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ご感想:気に入らないことがあると攻撃する柴犬

つじ
つじ

大阪で活動している認定ドッグビヘイビアリストです


南イリノイ大学で犬猫の基礎栄養学~臨床栄養学を学び、総合栄養食の手作り食レシピ作成も行っています。

症例プロフィール

・柴犬
・10か月
・雄(去勢済)

主なお悩み

・フードアグレッシブ
・ケアの際の攻撃性
・夜間の突発的な攻撃性

経緯

元々、極端に疲れると不機嫌になったり、不慣れな環境へ行くなどしてストレスが溜まると、唸って噛みついてくることがありました。

ブラシなどのケアは、嫌がるため、難しいです。
また、食べ物やおもちゃへの執着が酷く、様々な欲求も激しいです。

欲求があるときは、オスワリしながら此方を見つめてきて、欲求が満たされないと唸り始めます。

ご感想

ずっと夫婦で犬を飼いたいと思っていたところで出会ったのが皇子でした。

普段は大人しくて、よく言うことも聞き、しつけもちゃんと出来ていました。お友達とも楽しく遊べる自慢の柴犬でした。

ただ、思い通りにいかないと攻撃的になる一面があり、特にご飯には強い執着があり、何度か噛みつかれたりしました。

そのたびにネットなどで情報を集め対処していたのですが、一歳を過ぎ、いよいよ唸りや噛みつきなど攻撃性が酷くなり、一度、専門家に見てもらおうとなりました。

よくあるしつけ教室では、外出先では言うことを聞いて、家に帰ってきてからは元通りということも聞きますので、自宅に訪問してくださいます辻さんに頼むことにしました。

そこで学んだことは目からうろこが落ちることばかりでした。今まではフードへの執着がすごく容器を犬に渡すと噛みつくため取り上げることが困難であり、絶対に渡さないように、常に所有権を飼い主がもったままとするように意識していましたが、辻さんに教わったやり方ですと、その日のうちに器の中に手を入れても何ともなくなりました。

ご飯の与え方ひとつ変えるだけでここまで変化があることにびっくりしました。

辻さんに教えていただいたことは、いわゆるしつけというものだけではなく、犬との生活で気をつけること全般でした。犬への接し方や、お散歩のコツ、フードのアドバイスや、お部屋の環境やお留守番について細かく相談させて頂きました。

今まで寝るときやお留守番のときは犬のいたずらを恐れて、サークルの中に入れていたのですが、この子はフリーでも大丈夫ですという言葉を頂いたので、早速フリーにしたところ、いい子にリラックスしてお留守番してくれてて、夜は私達が寝室に行くと一緒についてきて近くで寝てくれるようになりました。

食べ物への問題がなくなったあとも、寝たい時間に私達が寝てくれないなど些細なことで不機嫌になることがあり、そのことでも相談にのっていただき、我慢をさせるトレーニング方法などで改善に向かっております。

また、この子に合うかもしれないと、おすすめのサプリを教えていただき、早速試したところ非常に効果があり、今では不機嫌になることも少なくなりました。

今はネットなどの情報で犬のしつけについても、色々調べることができますが、うちの子に合ったしつけの仕方は何が正解か分かりませんでした。しつけに行き詰まっていた時に辻さんにうちの子を見てもらって、うちの子のポテンシャルを引き出せていなかったことに気づけました。

まだまだ飼い主として力不足ですが、教わったことを忘れずに、皇子と一緒に頑張りたいと思います。ありがとうございました。