大阪で活動している認定ドッグビヘイビアリストです。
南イリノイ大学で犬猫の基礎栄養学~臨床栄養学を学び、総合栄養食の手作り食レシピ作成も行っています。
目次
症例プロフィール
犬種:ミニチュア・ピンシャー×ポメラニアン
年齢:10歳
性別:雄(去勢済み)
・幼児に対する攻撃性
経緯
新しく赤ちゃんが誕生し、家族の1員となりました。
しかし、赤ちゃんが家に来てから、犬は赤ちゃんを見ただけで吠えて突撃しようとします。また少しでも声を出すと、興奮がヒートアップして手を付けることができないです。
当初は日が経てば、存在に慣れると思っていましたが、逆に日に日に悪化しています。吠えが酷いため、一度吠えた際に強く押さえつけましたが、思いっきり手を噛まれ、血だらけになりました。
その後
期間は初回カウンセリングから4カ月で終了しました。
一番最初にお伺いしたときは、犬は幼児の存在を察知するだけで、興奮が一気に高まり、過剰に吠えました。また、人の声は全く届かない状態です。
トレーニングを重ねていくことで、犬は幼児を見てもほぼ気にせず、落ち着いて幼児の匂いを嗅ぐこともできるようになりました。また、幼児が声を出しても反応しなくなりました。
経過が良好なので一旦終了とし、子どもの成長に伴い、犬の反応が変化した場合、フォローアップを行う予定です。
ご感想
以前は夫婦二人と室内犬一匹暮らしでしたが、私が妊娠、出産して赤ちゃんを迎え、三人と一匹になりました。
乳児がいるのでトレーニングに通うことは難しいし、いつも通りの環境(自宅)でのトレーニングするのが良いと思ったのでこちらでカウンセリングを受けてみようと思いました。あと、行動心理学と言うことで、根本的な解決に繋がれば良いなと思いました。
藁にもすがる思いでカウンセリングを受けましたが、犬に対しての接し方など素人では分からないことが沢山あって、やはりプロにお願いして良かったと思いました。
毎回細かく話を聞いて頂いて、説明も丁寧にしていただけました。トレーニング後にはカウンセリング概要もメールしていただき、後で見返せたので分かりやすかったですし、LINEでいつでも相談できるのも心強かったです。
私がトレーニングにあまり時間を取れない事も考慮してくださり、それに対応したトレーニングなども教えて頂きました。時間はかかりましたが、おかげで犬も赤ちゃんにだんだんと慣れてくれました。
うちの犬はもう10歳なので躾には遅すぎるかとも思いましたがそんなこともなく、こちらにお願いして本当に良かったと思っています。